目次
- 痛みの仕組み(波長/メラニン)
- 麻酔の種類と費用
- 当日までの対策(保湿・睡眠・カフェイン)
- 出力の上げ方と限界(安全に効率UP)
- ヒゲ/VIOの現場Tips
- 当日チェックリスト
- 次アクション
痛みの仕組み(波長/メラニン)

脱毛光/レーザーは**メラニン(毛の色素)**に吸収され、毛包を熱変性させます。瞬間的な高温→神経刺激で「輪ゴムで弾いたような痛み」。強さを左右する主な要因は以下。
- 波長:
- アレキサンドライト(755nm):メラニン吸収が高く痛み強め
- ダイオード(800–940nm):中間
- ヤグ(1064nm):深達度高くヒゲ/VIOに有効だが体感強め
- 出力 & パルス幅:短いパルス幅ほどピーク温度↑→痛み↑。日焼け肌は長めのパルスで安全域確保
- 冷却:コンタクト冷却/冷風/ジェルで表皮温↓→痛み&火傷リスク↓
- 部位:毛が太く密なヒゲ・VIO・指・膝は痛みが出やすい
麻酔の種類と費用
医療脱毛では麻酔が選べます(サロンは原則なし)。
種類 | 方式 | 痛み軽減 | 目安費用 | 注意点 |
---|---|---|---|---|
表面麻酔(クリーム) | 照射30–60分前に塗布 | ◎(ヒゲ/VIOで有効) | ¥1,000–¥3,000/部位 | 塗布時間の確保、軽い痺れ・赤み |
笑気麻酔 | 施術中に吸入 | ◎(不安/痛み感の緩和) | ¥2,000–¥5,000/回 | 直後ふらつき。車運転NG案内あり |
局所麻酔 | 注射(限定部位) | ◎◎(強力) | 院による | 注射痛・腫れ。広範囲には不向き |
まずは表面麻酔+強冷却が現実的。痛い部位だけピンポイント併用でコスパ良好。
当日までの対策(保湿・睡眠・カフェイン)
- 48–24時間前:保湿強化(入浴後に低刺激保湿)
- 前日夜:睡眠7時間目安(寝不足=痛覚過敏)
- 当日朝:電気シェーバーで剃毛(長い毛=痛み↑/深剃りしすぎはNG)
- 当日:カフェイン/アルコール控え(交感神経↑・赤み↑)
- 服装:擦れない素材(ベルト/襟/強いゴムは避ける)
- 直前の日焼けNG(メラニン↑で痛み&リスク↑)
ワンポイント:**ヒゲは「保湿 → 表面麻酔 → 強冷却 → ショット間隔短縮」**の順で体感が下がりやすい。
出力の上げ方と限界(安全に効率UP)
「早く終わらせたい=出力MAX」ではありません。表皮ダメージを避けつつ毛包に十分な熱量が正解。
- テストショット→反応評価(発赤/膨隆疹/痛み)
- パルス幅調整(濃い肌・日焼け時は長めで安全域)
- スポット重なり×照射スピード(打ち漏れ防止と過重複回避のバランス)
- 強冷却を前提に出力UP(冷却不足での出力UPは厳禁)
- 痛み閾値を越えない(麻酔/小休止を使い、継続できる強さが結局最短)
ヒゲ/VIOの現場Tips
- ヒゲ:毛が太く密。ヤグ or ダイオード高出力 + 表面麻酔 + 強冷却が王道。3–5週間隔で積み上げ
- VIO:皮膚が薄く痛み強め。事前保湿→ジェル多め→皮膚をしっかり伸ばす姿勢で痛み↓。こまめな休止
当日チェックリスト
[ ] 体調良好(発熱・皮膚炎なし)
[ ] 剃毛済(当日朝・深剃りしすぎない)
[ ] 日焼けなし/保湿済
[ ] カフェイン/アルコール控えめ
[ ] 麻酔の有無・費用・タイミングを確認
[ ] 出力/パルス幅/冷却方法をメモ
[ ] 施術後24–48hの過ごし方(入浴/運動/飲酒)を確認
次アクション
カウンセで伝える文例:
「ヒゲは表面麻酔あり・強冷却・テスト後に段階UPでお願いします」
【2025年版】メンズ脱毛クリニックおすすめ5選|価格・痛み・通いやすさで比較→記事
注記:本記事は一般情報です。既往歴・アレルギー・服薬中の方は必ず医師に申告。異常時は自己判断で継続せず連絡してください。
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