目次
- 各部位の毛周期と硬毛化リスク
- 回数・間隔・総期間の目安(医療/サロン)
- 写真の撮り方(同条件比較のコツ)
- 次アクション


1. 各部位の毛周期と硬毛化リスク

毛周期(成長期→退行期→休止期)のうち、エネルギーが効きやすいのは成長期。部位ごとに成長期の比率とサイクルが違います。
- ヒゲ:毛が太く密、成長期比率が高い/サイクル短め → 回数は多めになりがち
- VIO:毛が太い+皮膚が薄い → 痛み対策(麻酔/強冷却)と段階的な出力UPが鍵
- 体(全身・足・ワキ):ヒゲより成長期比率は低め → 体は回数少なめで進みやすい
硬毛化リスク(照射後に一部が太く見える/増える現象)に注意:
- 発生は稀だが上腕外側/背中/うなじ/顔の一部で報告されやすい
- 対応:波長やパルス幅の見直し、照射間隔の調整、経過写真で早期把握
ポイント:回数は「毛量・肌色・機種・出力・間隔」で変動。写真記録が判断の土台になります。
2. 回数・間隔・総期間の目安(医療/サロン)
目安です。肌質・毛量・機種・出力・通院ペースで前後します。
医療レーザー vs サロン光脱毛(早見表)
部位 | 目安回数(医療) | 目安回数(サロン) | 施術間隔(医療/サロン) | 完了までの総期間目安 |
---|---|---|---|---|
ヒゲ(鼻下/アゴ/アゴ下) | 10〜15回 | 15〜25回 | 3〜5週 / 4〜6週 | 約10〜18ヶ月 |
頬・もみあげ・首 | 6〜10回 | 10〜15回 | 4〜6週 / 4〜6週 | 約6〜15ヶ月 |
VIO(男性) | 6〜10回 | 10〜15回 | 5〜8週 / 6〜8週 | 約6〜15ヶ月 |
全身(顔・VIO除く) | 5〜8回 | 8〜12回 | 6〜8週 / 6〜8週 | 約6〜12ヶ月 |
足(ひざ下/太もも) | 5〜8回 | 8〜12回 | 6〜8週 / 6〜8週 | 約6〜12ヶ月 |
ワキ | 5〜8回 | 8〜12回 | 6〜8週 / 6〜8週 | 約6〜12ヶ月 |
運用Tips
- ヒゲ:回数が最も伸びやすい。表面麻酔+強冷却で出力を上げやすくする
- VIO:痛み強め。姿勢で皮膚を伸ばす+ジェル多め+こまめな休止
- 体:日焼け時はパルス幅を長めにして安全域を確保
3. 写真の撮り方(同条件比較のコツ)
効果判断は同一条件の写真が命。以下の固定ルールで「誤差」を減らします。
固定ルール(家で再現できる方法)
- 光:自然光なら窓から横向き1m、室内なら同じ照明・同じ時間帯
- 距離:スマホ前面カメラで腕を伸ばし切る距離に統一(ヒゲ)。体は三脚1.5〜2m
- 角度:
- ヒゲ:正面/左右45°/アゴ上げ
- VIO/体:正面・側面・背面(可能な範囲で)
- 背景:無地の白壁、同じ位置に足元テープで立ち位置を固定
- 設定:HDRオフ、露出±0、フラッシュOFF
- ファイル名:
2025-10-ヒゲ-front.jpg
のように年月_部位_角度で保存
NG例
- 光源が毎回違う(明るさが違い密度が盛れる/落ちる)
- 角度がズレる(特にヒゲは影で密度が変わる)
- 距離が変わる(近すぎると毛穴強調・遠すぎると密度が分からない)
月1回の固定撮影+同一アプリで並べるだけで、回数や出力の見直しが合理的になります。
4. 次アクション
- ヒゲが最優先:痛み対策(麻酔/冷却)を前提に3〜5週間隔で積み上げ
- 体は日焼け管理:UV/保湿を徹底 → 出力を安全に上げやすい
- 写真を月1で固定撮影:変化が乏しければ機種/出力/間隔の見直しを相談
関連:
備考(注記)
本記事は一般情報です。肌状態や服薬、アレルギーの有無で最適な方法は変わります。施術前に必ずカウンセリングで確認してください。


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