「最近、頬のシミが濃くなってきた…」「青ヒゲは薄くしたのに、シミで老けて見える」
40代になると紫外線ダメージの“貯金”が一気に表面化。適切な治療+UVケアで見た目年齢は大きく変わります。
目次
- シミの種類をまず知る(男性が間違えやすいポイント)
- 主要治療の効果・回数・ダウンタイム・費用早見表
- 治療法の詳解(レーザー/IPL/外用/ピーリング/冷凍など)
- クリニック選びで失敗しない5つの基準
- 受ける前の準備&受けた後のケア
- よくある質問Q&A
- まとめ&おすすめの次のアクション
シミの種類をまず知る(男性が間違えやすい)
同じ「シミ」に見えても種類でベスト治療が異なるのが落とし穴。自己判断で市販クリームを使い続けるより、診断→最短ルート治療がコスパ◎。
- 日光性色素斑(老班/いわゆるシミ)
くっきり境界/茶色。レーザー(Qスイッチ・ピコ)が第一選択。 - 肝斑
もやっと左右対称の薄茶。刺激で悪化しやすく、強いレーザーはNG。内服+外用+弱いレーザー(トーニング)でコツコツ。 - ソバカス(雀卵斑)
顔全体に小さな斑点。ピコ+広範囲照射やIPLで段階改善。 - ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
青み/灰色がかった斑。深層なので複数回のピコが必要。 - 炎症後色素沈着
ニキビ・剃刀負け後。時間+外用で薄くなることが多い。
※自己診断が難しければ、まずは医師の対面orオンライン診断へ。

主要治療の効果・回数・ダウンタイム・費用(目安)
※地域・機器・照射面積で変動。あくまで相場感です。
治療 | 向いているシミ | 効果実感 | 回数目安 | ダウンタイム | 費用目安(1回) |
---|---|---|---|---|---|
Qスイッチ/ピコスポット | 老班・ADM | 高い | 1〜3回 | かさぶた7〜10日 | ¥8,000〜¥30,000/1mm単位〜全顔部位 |
ピコトーニング | 肝斑・くすみ | 徐々に | 5〜10回 | ほぼなし | ¥10,000〜¥30,000 |
IPL(光治療) | そばかす・軽いシミ・赤み | 中 | 3〜5回 | 赤み1〜3日 | ¥10,000〜¥30,000 |
外用(ハイドロキノン/トレチノイン/ビタミンC) | 肝斑・薄い色素沈着 | 徐々に | 8〜12週 | 皮むけ/刺激 | ¥2,000〜¥8,000/月 |
ケミカルピーリング | くすみ・毛穴 | 補助 | 3〜6回 | ひりつき1日 | ¥5,000〜¥15,000 |
液体窒素(冷凍) | イボ系・一部シミ | 中 | 1〜数回 | 赤み〜色素沈着 | ¥3,000〜¥10,000/個 |
治療法の詳解

1) Qスイッチ/ピコレーザー(スポット照射)
- 最も“消える実感”が早い王道。老班に強い。
- 術後は茶色〜黒のかさぶた→自然に剥がれるまで触らない。
- UV/摩擦対策を徹底しないと再発しやすい。
2) ピコトーニング(低出力・全顔)
- 肝斑・くすみへ。刺激を抑えつつメラニンを少しずつ分解。
- 1回で劇的変化は少ないが、安全性とダウンタイムの短さがメリット。
3) IPL(フォトフェイシャル)
- 複合的な肌悩み(薄いシミ+赤み+毛穴)をバランス良く底上げ。
- 濃いシミ狙い打ちではレーザーに軍配。
4) 外用薬(ハイドロキノン/トレチノイン/VC)
- 肝斑や炎症後色素沈着のベース治療。
- 塗り方と濃度の指示を守ること(自己流は悪化リスク)。
5) ケミカルピーリング
- ターンオーバー促進でくすみ抜け+外用の効き上げに。
6) 冷凍凝固(液体窒素)
- イボや一部のシミに。色素沈着を起こす体質だと長引くことも。
クリニック選びで失敗しない5つの基準

- 診断重視:肝斑の見立てができる医師か(強照射NGを理解)。
- 機器のラインナップ:ピコ/トーニング/IPLを使い分けできるか。
- 料金の明朗さ:スポット課金の単価・麻酔・再診・薬代・保護テープ代。
- アフターケア:再発時の再照射条件、外用の処方、写真で経過管理。
- 男性対応の慣れ:ヒゲ・剃刀負け・日焼け習慣など男性特有の問診。

受ける前の準備&受けた後のケア
受ける前
- 2〜4週間の強い日焼けは避ける
- 剃刀負け・炎症部位は治してから
- 肝斑疑いなら**刺激ケア(擦らない・こすらない)**を先に徹底
受けた後(共通)
- SPF50+/PA++++の日焼け止めを毎日(外出しなくても)
- かさぶたは触らない/剥がさない
- レーザー部位は保湿+保護テープ指示に従う
- 1〜2週間はサウナ・激しい運動・飲酒を控えめに
よくある質問Q&A

Q. 40代でも本当に“消える”?
A. 老班は1回で薄く/消失する例も。肝斑・ADMは複数回+外用併用が基本。
Q. 痛みは?
A. 例えるなら輪ゴムで弾く程度。麻酔クリーム・冷却で十分対処可能。
Q. 再発しますか?
A. 紫外線・摩擦で戻ることはあり。日焼け止め+帽子+擦らないで再発を抑制。
Q. ダウンタイムが取れない
A. まずはトーニングやIPLで“気づかれにくく”始めるのがおすすめ。
まとめ|最短ルートは「診断→適切治療→UV徹底」
40代男性のシミは、機器と使い方さえ合えば短期決着も可能。
まずは医師に種類診断をしてもらい、
- 老班:ピコ/スポット
- 肝斑:外用+トーニング
- そばかす・くすみ:IPL
という王道ルートでいきましょう。
仕上げは毎日のUV。ここをサボると戻ります。

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